ショートエッセイ いきもの語り

年老いた猫が寝たきりになり、見送りました。3年間このブログを開くことを躊躇っていましたが、コロナ禍で感じ続ける生きていることの奇跡と感謝をあらためて綴ってみようと思います。

ミンミンの恋?

今年の夏は、セミとのご縁あり。
でも、もうそれも終わります。
8月最後に出会ったのは、こんなセミたちでした。
 
最初は2匹いるとは知らず、飛べばいいものをなにを歩いているのだと、太っちょのミンミン君を見ていたのですが、
そういうことだったのか〜と少々納得。
そっと近づいて、野太い声で歌を歌い、
でも、去って行かれてしまったのね。
去る方も去る方で、飛べばいいのに思わせぶりな。。。

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じりじり左へ移動するミンミン君(1)

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近づいて太い声で鳴き始めた(2)

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幹の向こうをまわって反対側に逃げられた(3)
事の顛末を見届けたかったのだけど、
最後のこの距離感で何十分。
しびれを切らしてその場を去ったのは、私の方でした。
さて、この2匹の夏の終わり方は、どんなだったのでしょう。

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互いの距離を知ってか知らずか…(4)