傘を持つ、私たちがキノコだと思っているものは、子孫をのこすためにつくった形。
このコキララタケは、その子孫を残す形はほんの数日で消えていってしまうのだとか。
私がすぐ近くにいたほんの数時間の間にも、胞子を飛ばしていたかと思えばすぐにその力を失って、少しずつくったりしてくるのが見てとれました。
実際に、キノコだけでなくシダ類も、雨が降って土に湿り気がなければ胞子を飛ばさないそうです。
「すべって土に掴まれないと胞子を飛ばす意味がないからね」と専門家。
コンクリートに固められたところでは、生きづらいでしょうね。
胞子が飛んでいく様を見ていたら
キノコにも夢や希望、理想があって
旅をしながら、ああ、ここが自分に合っているみたいだと感じたらそこに「根」をおろして、次の自分をつくっていく。そう考えているように思えます。