このキノコは何という名前ですか?
と聞くと、
詳しい方からはこう返事がきます。
写真だけではわかりません。
少なくとも傘の裏側を見せてください。
ですが、このフィールドで年2回調査を行っている方々によれば、
「ここで採取されたこの手のものはウグイスハツということにしています」
とのことなので、
ならば「ウグイスハツ」と、私のメモには記しました。
日本の図鑑にもまだ載っていない“新種”だそうです。
傘の表が薄緑色のきれいなキノコです。
キノコにはいろいろな虫がやってきます。
いちばん目につくのは雑食性のダンゴムシ。
モデルさんとしてはあまり好ましくないので、
最近は、ちょっとごめんね〜と言いながら、キノコにカメラを向ける時間はキノコから降りてもらうようにしています。
この時も、
ごめんね〜と払い除けた「虫」のひとつが少し白っぽかったので、メラニン色素の少ないダンゴムシかと思っていました。
家に戻って確認すると、
小さな小さなカタツムリ。生まれてそんなに時間が経っていないのでしょうか。
すぐ目の前にいたものが何なのか確かめようとしていなかった。まだまだだな、自分。
と思いながら、よくぞこの時ここにいてくれたと、出会いに感謝したりして。
キノコの子実体を食べて、体内に取り込んだ胞子を離れた場所に連れていくのだそうな。
キノコにとっては風と同じ役割をしているんですね。
ん?待てよ。カタツムリの方はどうやって子孫を残すんだ??
いつもながら思います、世の中知らないことばかり。
