老猫さくら 介護の技術

年老いた猫が寝たきりになりました。彼女とどう付き合っていくか。介護の実践と思いを綴っています。

子猫、老猫、それぞれの「出口」ケア

イベントを運営する知人たちが、イベントの現場で最も大事にしていると言っていることのひとつに、「入り口と出口」があります。 つまり、食事と排泄です。 食事と排泄は、どんな生き物にとっても命を継続させる基本です。 動物を飼う場合にもやはりそこは最…

猫と認知症

これは、さくらの母親代わりだった先輩猫の「たな」の話です。 たなは、他界する直前、認知症になりました。 いえ、その前からお話をしましょう。 他界のちょうど1年前、19歳と半年を過ぎた頃、妙な咳をするようになりました。 少し留守をする予定があった…

猫と自傷行為

これは、老猫に限った話ではありませんが、 猫にも自傷行為があるというのをご存じでしょうか? さくらは、非常に神経質で、自分を可愛がってくれた先輩猫と飼い主の私以外の人には決してなつきませんでした。 逆に言えば、飼い主の都合により18年弱の猫生の…

飼い主さんの健康と静かな最期のために

ペットの介護中の飼い主さん、飼い主さんご自身の体は大丈夫でしょうか? 私は、さくらの介護中、ぐっすり眠れたことはありませんでした。 オムツをしていても時々小水が横漏れしたりするので、介護中は寝室を別にしていました。が、隣の部屋で苦しそうにし…

介護の終了と、手紙と花束

このブログ、介護をしながら気づいたことを綴るつもりで始めましたが、 残念なことに昨日の朝、さくらは逝ってしまいました。 この一週間具合が悪そうだったので可能な限り家にいてじっと観察していましたが、 その前の晩は、もうだめかなと思ったので、 久…

介護と、トルコキキョウ

トルコキキョウを買った。 何年ぶりだろう。自室にトルコキキョウを飾るのは。 実はどうも猫は(我が家の、限定かもしれないが)この花の花粉が大好きなようで、 花に頭を突っ込んで「花の中身」を舐めては枯らしがちだった。 なので、猫が元気なうちは、こ…

介護と、水と、食べ物と

寝たきりになってからは、当然ですが、自分で水や食べ物のある場所にたどり着くことができません。 発病から数日入院をして、お医者さんに状態をみていただいていたのですが、食事は朝はカロリー補給のための「キドナ」をシリンジ(注射器の針のないものです…

老猫さくら 介護とオムツ

約18年ともに過ごしてきた、さくら。 2年ほど前から「てんかん」が起きています。そして、先月はある日突然脳梗塞に。 立ち上がれない、歩けない。 でも今朝は3mほど自力で移動し、自分だけの力でトイレに入ろうとしました。 トイレの端に手をかけて、頭を乗…

老猫さくら 介護のはじまり

さくら、という名前のメス猫を飼っています。 さくらは、東京の桜新町という町のあるお宅でたくさん生まれた猫の1匹でした。 1999年9月9日、迎えにいくと、町中に鳴き声が響きわたるほど大声を出して、生まれた家を離れるのを嫌がっていました。 桜新町出身…