老猫さくら 介護の技術

年老いた猫が寝たきりになりました。彼女とどう付き合っていくか。介護の実践と思いを綴っています。

老猫さくら 介護とオムツ

約18年ともに過ごしてきた、さくら。

2年ほど前から「てんかん」が起きています。そして、先月はある日突然脳梗塞に。

立ち上がれない、歩けない。

でも今朝は3mほど自力で移動し、自分だけの力でトイレに入ろうとしました。

トイレの端に手をかけて、頭を乗せたものの、ダウン。

やはり、ひとりでトイレに行くには無理があるようです。

 

介護の最初のポイント(と私は思います)は、排泄。オムツは欠かせません。

 

昨年他界した20歳のコは、犬猫用のSSサイズのオムツに、尻尾の穴の部分を

人間の生理用ナプキンで塞いで使用していました。

犬猫用オムツは、尻尾の穴が大きいからです。主にわんちゃん用に作られているのでしょうか。その穴から漏れてしまいます。

なので、人間用のオムツに切り込みを入れたのを試してみたりしてみましたが、

オムツには高分子吸収剤は入っているため、使用後外すと、カスカスがこぼれてきます。

サイズもいろいろ試した結果、そのコには

犬猫用SSサイズに、人間の生理用ナプキンを半分か3分の1に切っ、尻尾の下がT字の横棒になるように逆T字の切れ込みをハサミで入れたものを貼り付け(ナプキンにもともとついている接着剤で十分くっつきました)て使用していました。

1日2〜3回の交換で、これくらいで漏れもなく、十分でした。(この時つけていたのは人間用です。)

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ところが、さくら。

彼女はそれでは間に合いません。

なぜなら、寝たきりなので、背中から漏れてくるようです。1度の「小水」の量も多いかもしれません。脚のぐるりも細いみたいです。

そこで、今試しているのは、写真のオムツ、2枚重ね。

左は犬猫用。SSまたはSSSサイズ。

そして真ん中は、人間の新生児用オムツ(3.5kgまで)に切り込みを入れたもの。

です。

人間用オムツは、基本的に、人間の赤ちゃんのお腹に当たる部分を猫の背中になるように、尻尾の位置を考えて、やはりTの横棒が尻尾の下に当たるように切り込みを入れます。

去年、オムツから水を吸った吸収剤がぽろぽろとこぼれてきて猫の毛にもからんでしまったので、今回は切り込みにテープを貼って、吸収剤が出ないようにしてみました。

セロテープやガムテープでは肌に当たると痛いと思うので、右にある、湿布薬などを貼るための柔らかそうな粘着シートをテープ状に切って、切れ目に貼っています。そうすると、穴は三角形に開くということになります。

 

これらを、まず、人間用のものを装着。(繰り返しますが、人間の赤ちゃんのお腹の部分が猫の背中になります。)

これだけだと背中の部分から漏れるので、

犬猫用のオムツを、お腹と背中を逆転して、背中の漏れを防ぐようにつけます。

こうすると、ずいぶんいい、はずなのですが、

それでもまだ漏れが生じているので、実のところ模索中です。

もしかしたら上にかぶせるオムツは、人間の赤ちゃん用のパンツ型のものがいいかと思っていますが、まだ試していません。

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今、さくらは、カロリー補給食中心の食事にしていて(後述予定)、それがどうも排泄をうまく促してくれないようなので、幸か不幸か漏らすのは「小さい方」だけですし、

漏れといってもオムツをしないよりずっと楽(介護をしている方は)なので、

とりあえずは、上の方法をとっています。

 

とは言え、多少でも、漏れは本猫も気分が悪いことでしょうし、今は彼女の寝床にしているカーペットを毎日洗わなくてはいけないので、漏れのないよう工夫ができればと思っています。

老猫さくら 介護のはじまり

さくら、という名前のメス猫を飼っています。

さくらは、東京の桜新町という町のあるお宅でたくさん生まれた猫の1匹でした。

1999年9月9日、迎えにいくと、町中に鳴き声が響きわたるほど大声を出して、生まれた家を離れるのを嫌がっていました。

桜新町出身の、生まれて2ヶ月のその子猫を車に乗せて背中をとんとん叩きながら帰宅しました。

落ち着かせようと、とんとんしながら「さくら、さくら」と呼びかけました。その時です、彼女の名前をさくらとしたのは。

 

家には2歳半年上の先輩猫がいました。

最初こそ先輩猫にフーフー言われながらも、2匹はとても仲良しになり、

昨年の晩秋に、先輩猫が20歳半で息をひきとるまで17年間常に一緒にいました。

2歳年の差がありますので、先輩猫が亡くなっても、あと2年は元気なさくらと過ごせるものと、飼い主は思っていました。

 

しかし、その日は突然やってきました。

2017年5月8日。仕事から帰ると、苦しそうにもんどり打っているさくらがいました。

2週間に1度ほど、てんかんを起こすので、その発作かと思ったのですが、そうではないようです。

飼い主である私は震えながら救急受付をしてくれる病院に電話をしました。

電話に出られた方が、さくらのうめき声を聞いて

「すぐ連れてきてください」とおっしゃったので

タクシーを拾って病院に向かいました。運転手さんは、病院の場所も知っていて、猫を気遣ってくださったので、道中私も少し落ち着けるようになりました。

 

さくらは、脳梗塞(見立て)でした。

そして、2度と立ち上がれなくなりました。

その日の朝まで、年寄りながら、ぴょんぴょんあちこちに飛び乗っていたのに、です。

 

介護が始まりました。

 

先輩猫の最後の数ヶ月、粗相をどう処理すればいいのかなど、

webの体験談をずいぶん参考にさせていただきました。

さくらは、その猫よりずっと重症で、かかりつけのお医者さんに相談してはいるものの、多くのケースの中から自分に必要な情報を得たいと、やはり今回もwebを頼りにしています。

だから、私も、

これからますます増えるであろう、老猫介護を始める方へ少しでもお役に立ててもらえる情報を共有させていただきたいと、ブログを始めてみることにします。

(ブログは初めてなので、続けられるかどうかわかりませんが。)

 

さくらは、神経質な猫なので、お腹や脚の内側の毛を舐めはがしてしまっています。

さらに今は、左半身がやや麻痺していて、頭の位置を左腹につける姿勢が楽なようなので、非常に奇怪な姿をしています。

が、あえて写真も掲載しようと思います。

これから老いていく猫ちゃんたちと、その猫ちゃんと共に過ごされる飼い主さんたちに、少しでもお役に立てることがあれば嬉しいです。

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